
円形脱毛症と自己免疫
作成日:2016/11/06
更新日:2018/10/14
円形脱毛症との関連病気
円形脱毛症に合併する疾患としてどのようなものがあるのでしょうか?
米国の研究報告によると以下の様なもの上位に上がっています。
- 自己免疫性甲状腺疾患
- 1型糖尿病
- 炎症性腸疾患
- 全身性エリテマトーデス
- 関節リウマチ
- 橋本病
- バセドー病
実に多くが自己免疫疾患となっています。
また、約半数に本人もしくは親、兄弟にアトピー素因があると報告されています。このため、円形脱毛症患者には、他の合併症がないかを確認するため、血液検査を行うことがしばしばあります。
アトピー性皮膚炎
もっとも合併しやすい疾患は、アトピー性皮膚炎です。
アトピー性皮膚炎を合併している円形脱毛症は、合併していない円形脱毛症と比較して治りにくいと言われています。
円形脱毛症を発症した人の約半数がアトピーの要因を持っている事がわかっています。アトピー要因とは、親兄弟などの家族にもアトピー性皮膚炎の症状の方いることです。しかし、アトピー要因があるからと行って、必ずしもアトピー性皮膚炎になるというものでもありません。
円形脱毛症の原因は、ストレスだけではありませんが一つの要因と言われています。
アトピー性脱毛症もストレスが原因で発症する場合があります。これは関連性がはっきりしていませんが、先進国ほどアトピー性脱毛症を発症しているデータもあります。
ストレスが多い生活環境がひょっとしたら影響しているのかもしれません。
糖尿病
1型糖尿病は、インスリンの生産性が低下することによって血糖値が上昇してなる病気です。
1型は自己免疫疾患からくる糖尿病のため、円形脱毛症との関係性があり併発する場合があります。しかし2型の糖尿病ならば関係ないと思われています。
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