
円形脱毛症の治療
作成日:2016/11/06
更新日:2018/10/14
円形脱毛症の治療について
日本皮膚科学会が2010年に発表した「円形脱毛症診療ガイドライン」によると最も推奨される治療法は、「局所免疫療法」と「ステロイド局所注射」です。
以下一覧を示します。
治療法 | 推奨度 | 備考 |
---|---|---|
ステロイド局 | B | 病状が固定した S1以下の単発型,多発型の成人症例に用いるべきである |
局所免疫療法 | B | 年齢を問わず症状の固定した S2以上の多発型,全頭型や汎発型の症例に第一選択肢として行うべきである |
点滴静注ステロイドパルス療法 | C1 | 脱毛が急速に進行している S2以上の成人症例に用いてもよい |
ステロイド内服 | C1 | 発症後 6カ月以内の急速に進行する S2以上の成人症例に用いても良い |
第 2世代抗ヒスタミン内服 | C1 | アトピー素因を持つ単発型および多発型の症例に併用療法との一つとして
用いてもよい |
セファランチン内服 | C1 | 単発型および多発型の症例に併用療法の一つとして用いてもよい |
ステロイド外用 | C1 | 全病型の第 1選択肢として用いてもよい |
塩化カルプロニウム外用 | C1 | 単発型および多発型の症例に併用療法の一つとして用いてもよい |
ミノキシジル外用 | C1 | 単発型および多発型の症例に併用療法の一つとして用いてもよい |
冷却療法 | C1 | 単発型および多発型の症例に併用療法の一つとして用いてもよい |
PUVA療法 | C1 | 成人例で局所免疫療法が無効な全頭型や汎発型の成人例に行ってもよい |
推奨度Bの次にランクされているのは推奨度C1である。ステロイド内服、ステロイドパルス療法、ステロイド外用薬、紫外線治療、塩化カルプロニウム外用薬などが上げられます。
局所免疫療法について
局所免疫療法は、脱毛部分に軽いかぶれを恋的に起こして治療する方法です。
1978年に米国で治療が開始され40年弱の歴史がありもっとも一般的に行われている治療方法です。
DPCPやSADBEといった化学物質を使用して「かぶれ」を起こします。
これらの薬剤を使用することで、高い確率で「かぶれ」を起こします。治療中に円形脱毛症以外の部分に炎症を起こしたり首や頭のリンパ線が腫れたりすることがあります。少し痒いくらいの反応を示すほうが効果的と言われています。
アトピー性皮膚炎を合併している場合、その症状が圧巻することもあります。しかし、安全性の高い治療でありこれら以外に影響をあたえることはありません。
妊娠中や授乳中に関しても治療を継続することが可能です。
何科でできる?
局所免疫療法は、一般的に皮膚科で行います。
一点注意しないといけないのは、DPCPやSADBEといった化学物質は医薬品ではないので保険の対象にならないことです。多くの皮膚科やクリニックでは自費治療で行っているところが多いようです。
円形脱毛症の単発型や、多発型に対する効果は高く、約7割り程度の人に効果が現れると言われています。また眉毛の脱毛に対しても有効です。しかしまつ毛には不可能の治療です。
しかし、頭皮にDPCPやSADBEを外用していると頭部全体の免疫状態が変化して眉毛やまつ毛の脱毛症状が改善される例がよくありますので敢えて塗らなくても効果を実感できる場合があります。
一方で、全頭型や汎発型の円形脱毛症には効果が低くと言われています。概要中に頭皮に色素沈着が現れた場合は効果が期待できないサインです。それ以上継続するかどうかしっかり医師に判断してもらいましょう!
ステロイド局所注射
ステロイド局所注射は、皮内用の副腎皮膚ステロイド外用薬を脱毛部位に直接注射で打ち込む治療法です。
主にトリアムシノロンアセトニドを含有する副腎皮質ステロイド注射薬を使用します。
この治療は痛いです!
一回の注射で効果のある範囲は1cm2程度ですので、円形脱毛症の数が多ければ多いほど、面積が広ければ広いほど感度も繰り返し注射することになります。
注射治療の期間
同じ場所に関しては、1ヶ月に一回程度の治療頻度になるので短期間に何度も繰り返し行うことはありません。
また、眉毛にも局所注射を行うことは出来ますが、眼圧が高まる緑内障を誘発する可能性がありますので注意が必要です。眉毛に行う場合は、合わせて眼科への定期的な検診も必要です。
治療の期間は、個人差があるのではっきりとこれくらいの期間というのはありません。ただし目安としては、早い人で三ヶ月位。平均的には半年くらいかかるとものと思っておくと良いでしょう。
人間の髪の毛は1日に0.3〜.04mm程度伸びます。したがって1か月で約1cmです。 この様に人間の髪の毛の成長スピードには限界があります。まずは、髪の毛が生えて!そして伸びてこないとハゲている部分は改善されません。
やはり目立たなくなるまでには最低でも三ヶ月位はかかるでしょう。
あとはどの程度の範囲なのかによって期間も大きく変わるでしょう。
出来るだけ広範囲ににならないように、早目の治療を心がけると良いでしょう。
円形脱毛症を治療するのであればヘアメディカルグループがおすすめです。薄毛の症状は人それぞれ個人差があり、その分髪の悩みも様々です。同じ円形脱毛症の治療でも病院によっては治療方針がかなり違います。ご自分で判断せずにまずは無料のカウンセリングで専門家にご相談ください。
まずは、自分のストレスの部分を話しまくって、心をスッキリしましょう!
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円形脱毛症の治療
円形脱毛症は、基本放置していても治ると言われています。
ですが、できるだけ早く直したいですよね!
いくら放置していても治るとわかっていても、ハゲている時間って無茶苦茶ストレスですよね。
だから治療があるのです。円形脱毛症の治療は、皮膚科です。髪の毛は皮膚の一部ですので皮膚科での治療になります。できれば症状に気がついた時点で病院に行きましょう。
またより確実に治すのであれば、頭髪専門のクリニックです。
上記で紹介したヘアメディカルは、頭髪クリニックとして最も有名な病院ですので相談してみると良いでしょう。
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