
自毛植毛で失敗リスクも・・
記事公開日:2016/12/17
最終更新日:2018/10/14
植毛って何?
植毛手術と聞くとどのような薄毛治療をイメージするでしょうか?
一瞬聞いただけだと、イタそう・・・・・
と思うでしょう。
また、人口網を植えてほんとうに大丈夫か?と心配になってしまう方も多くいるのではないでしょうか?
ここで取り上げている植毛とは、所謂、自分の髪の毛を移植する自毛植毛のことです。
植毛の歴史
江戸時代などの時代は、「ちょんまげ」スタイルでしたのでハゲにとっては悩むことの少ない時代だったかもしれません。
一方、海外では古代ローマの軍人シーザーは王冠で自分自身の薄毛を隠していたという話があります。また、16-17世紀のヨーロッパ貴族の間ではウイッグなどを使用して薄毛を隠していたという話もあります。
この様に、いつの時代でも薄毛は悩ましき問題として存在していました。
こうした中で、植毛という技術に関しては研究が進んだのはごく最近の話です。昭和のはじめ奥田正二という医師が植毛術の研究を始めたのが近年における植毛の基礎ともなっています。そもそも奥田医師は、やけどなどの病気で髪の毛を失った人に対して、残っている髪の毛を移植する方法を考案しました。
そして1939年にその方法の詳細を論文にて発表しています。
その後、1943年に田村一医師と言う人物が、この技術を改良して、現在行われているFUT法を考案して論文にて発表しています。
切る植毛から切らない植毛へ
FUT法はメスを使用して皮膚毎切り取る方法でストリップ法と言われています。しかしこの方法では、痛みや傷跡の問題も課題として残りました。
これがいわゆる「メスを使用した切る植毛」と呼ばれているものです。
1959年米国のオーレンとライヒ医師がパンチグラフトと呼ばれる植毛法を考案しました。これが所謂、現在で主流となりつつあるFUT法です。FUT法よりもさらに進化したFUEと呼ばれる植毛法は、後頭部のAGAの影響を受けない健康な髪の毛を、円柱状のメスを使用して毛根ごとくり抜く方法です。
FUE法と言う方法は、植毛を検討された方の中ではよく聞いたことのある「切らない植毛」と呼ばれるものです。当初のパンチグラフトの穴の大きさは4mmと言われいますが、その後の技術の進化に伴い、経口はドンドンと極細化して行き、現在最も細いものは、親和クリニックの0.6mmとも言われています。
またFUE法は、回復までの期間が非常に早いという特徴もあります。
ロボット植毛
2016年現在では、毛根を医師の手ではなく機械が行うようにもなりました。毛根の場所や角度をコンピューターで計算して、機械が自動で毛根をくり抜いてくれるものです。ARTAS(アルタス)と言う機械がそれなのですが、極力毛根を傷付けないように採取できるロボットで、わりかし広範囲の移植が可能と言われています。
また機械で行うので、治療費が若干安い傾向にあります。
負担も少なく行えるので、欧米では主流となりつつありますが、繊細な作業ですので「まだまだ熟練した医師の手の方がレベルは上」との評価もあります。はやり、自然な仕上がりで仕上げる技術は、人の手の方が優れているのかもしれません。
頭頂部や分け目などのピンポイントで治療する場合には、ロボット植毛が安くて良いかもしれません。費用などは、別の記事で書いていますので下記リンクを参考にされてください。
ロボット植毛は、限られたクリニックにしか導入されていないようです。国内では、湘南美容外科クリニックやTOMクリニックがアルタス植毛を行っているクリニックとして有名なクリニックです。
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人工毛の移植について
日本において植毛は、1970年ころから人毛毛を使用した薄毛治療が、民間業者によって行われるようになりました。人工の毛を頭皮に直接埋め込むと、皮膚の炎症や感染リスクなどが高まり頭皮にはよくありません。また、人間の体は非常に良く出来ており、違ったものが体内に入り込むと異物と認識し拒絶反応を示します。
人工毛の場合も同様に、異物反応発生リスクが高く米国FDAなどはAGA治療としての人工毛植毛を推奨していません。
今では、ほとんど人工毛を移植するケースはありません。現在行われている植毛は、ほとんどが自毛植毛です。
自分の髪の毛を引っ越し(移植)するわけですから、当然ですが拒絶反応はありません。
自分の毛ですからね・・・・
自毛植毛は、現在主流として行われている植毛法です。また自毛植毛は、AGA治療と異なり女性も受けられる点が大きな点です。女性の場合、プロペシアやザガーロなどの内服が出来ないのでミノキシジル(リアップレディ)などに頼るしかありませんでしたが。
自毛植毛は女性もOKの療法なので、女性でお困りの方も治療できます。
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